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認知症の理解

認知症という病気のことを理解して、専門家の助けを受けながら本人と家族の穏やかで心地よい生活を目指しましょう。

認知症とは

かつては「痴呆」と呼ばれていましたが、「痴呆」という言葉が差別的ということで、2004年に法令用語を変更し、行政分野および高齢者介護分野では「痴呆」の言葉が廃止され「認知症」と呼ばれています。
「認知症」はいろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
介護 認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。
アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体型認知症などがこの「変性疾患」にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう血管性認知症です。

(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/dementia/a01.htmlより抜粋)

早期診断、早期治療が大切です

認知症はどうせ治らない病気だから医療機関に行っても仕方ないという人がいますが、これは誤った考えです。認知症についても早期受診、早期診断、早期治療は非常に重要です。
甲状腺ホルモンの異常の場合は、内科的な治療で良くなります。薬の不適切な使用が原因で認知症のような症状がでた場合は、薬をやめるか調整すれば回復します。
ところが、こうした状態のまま長期間放置すると、脳の細胞が死んだり、恒久的な機能不全に陥って回復が不可能になります。一日も早く受診することが重要です。
さらに、認知症の診断は初期ほどむずかしく、高度な検査機器と熟練した技術を要する検査が必要です。専門の医療機関への受診が不可欠です。

家族へのアドバイス

認知症と診断されても、あわてて騒がないことが第一です。
一歩下がって観察し、自分の言葉で表現するようにしましょう。「徘徊」とか「幻覚」「妄想」といった専門用語を使わず、普通のことばで、いつ、どこで、何が起こったかを記録します。
認知症に詳しい専門家と相談する時、日常語で具体的に書かれた記述のほうが情報量がはるかに多く、対応策も考えやすいのです。そこから先の対応は時と場所と人によってさまざまです。
介護 対応の目標は本人と家族の穏やかで心地よい生活です。
症状は消えたけれど、動けなくなったのではなんにもなりません。症状や状況によっては向精神薬と呼ばれる精神科の薬が必要になることがあります。
薬は誤った使い方をすると百害あって一利なしですが、使うべき時に躊躇すると取り返しのつかないことになります。
専門家の意見を聞くべき時には謙虚に聞きましょう。

(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/dementia/a03.htmlより抜粋)

認知症の人と接するときの心がまえ

認知症の症状に、最初に気づくのは本人です。
もの忘れによる失敗や、今まで苦もなくやっていた家事や仕事がうまくいかなくなる等々のことが徐々に多くなり、何となくおかしいと感じ始めます。
とくに、認知症特有の言われても思い出せないもの忘れが重なると、多くの人は何かが起こっているという不安を感じ始めます。
しかし、ここから先は人それぞれです。認知症を心配して抑うつ的になる人、そんなことは絶対にないと思うあまり、自分が忘れているのではなく、周囲の人が自分を陥れようとしているのだと妄想的になる人など。
認知症になったのではないか、という不安は健康な人の想像を絶するものでしょう。
認知症の人は何もわからないのではなく、誰よりも一番心配なのも、苦しいのも、悲しいのも本人です。
認知症の問題は、介護問題だと考えるのをやめましょう。
だれでも自分や家族が認知症になる可能性があります。認知症という病気のことを理解したうえで、自分だったらどう生き抜くかということを考えなければ、認知症の人の支援は難しいのです。
健康な人の心情がさまざまであると同じように認知症の人の心情もさまざまです。
「認知症の人」がいるのではなく、私の友達のAさんが認知症という病気になっただけです。友人としてすべきことは、認知症の障害を補いながら、今までどおり友達のAさんと付き合い続けることです。
たまたま駅でまごまごしていたBさんは、認知症のために自動改札が通れないらしい、だったら、ちょっと手助けをして改札を通る手伝いをすればいい。さりげなく、自然に、それが一番の援助です。

(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/dementia/a04.htmlより抜粋)

■詳しくは、厚生労働省「認知症への取り組み」ページをご覧ください
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/dementia/index.html

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